1兆ドルコーチを読破した

本の紹介

 

本の内容

シリコンバレーの名だたる企業でコーチを務めた一人の男の話。読者へのアドバイスや心構えを考えさせるようなエピソードがたくさん盛り込まれていて、ひとつひとつ言いたいことがはっきり伝わるように工夫されていました。

 

なぜ手にとったか

この11月に転職をして新たなチームにジョインしたこともあり、今一度チームの正しいあり方やどうすれば素早く会社に貢献できるのかを考えたかったためです。また、いままで見てきたグループの規模を遥かに超えるところに入ったことで、グループ内のチームをまとめていくことが必要になるであろうと考えたことと店頭にでかでかと宣伝されていて気になって手に取りました。

 

本の感想

チームへの貢献を一番に考えること、これがこの本を読んだことで得た学びでした。この言葉自体はよくある言葉だと思います。例えば、チームワークを大切にしようとか2019年の流行語大賞にも選ばれたONE TEAMもそれに似た言葉です。しかし昔からよく言われてきたこういう言葉が形骸化されて実際にはちゃんと身に染みていなかったんだということに気づかされました。

本の中で、「マネージャーの最優先課題は部下のしあわせと成功だ」「辞める人を手厚く扱うことは会社に残るチームの士気と精神的安定を保つためにも大切だ」「人に求めるべき最も重要な資質は〜すばやく学習する能力と厳しい仕事を厭わない姿勢、誠実さ、グリット、共感力、そしてチーム・ファーストの姿勢である」と言っています。チームを見守るマネージャーの立場、チームを率いるリーダーの立場、チーム内で実際に実行するメンバーの立場、この3つの立場でチームに対して貢献する方法と心構えをアドバイスしているのです。どの立場の人が読んでも、チームへ貢献することが一番大切だということに気付くと思います。

 

さいごに

この本を読む前は、転職して早く認めてもらえるように会社に貢献しなければという気持ちが強かったです。これ自体悪いことではないですが、チームとして成功しようという気持ちではなく、個人で成果をあげようという気持ちのほうが大きかったように思います。この本を読んで、まずは僕がチームに出来ることを精一杯やるべきだと感じました。